オリジナル製品・工法
バイコン台付管(鉄筋コンクリート台付管) T-25
概要
バイコン台付管(鉄筋コンクリート台付管)は、粒度調整された超硬練コンクリートを振動(VIBRATION)と圧縮(COMPRESSION)によって締固め、成形直後、型枠から取り出す事が出来ます。少ないセメント量で大きな強度を得ることができ、耐久性のある高強度管です。
施工性においては、台付のため安定性が良く、接合部にゴムを使用して作業の効率化を図っています。
また、高性能ゴムジョイントと長い差口により、「下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版」及び「下水道施設耐震計算例-管路施設編-2001年度版」に準拠したレベル2の耐震性能を備えています。
写真
特徴
- 高強度
・バイコン製法のため、高強度で長持ちです。
・管に作用する荷重に対して合理的な断面形状になっています。
・土被りが少ない場合、活荷重に対して有利です。
- 施工性
・底部がベース付(台付)形状のため安定性が良く、本体の据付けが容易です。
・ゴム輪があらかじめ管の受口に埋め込まれているため、ゴム輪を装着する手間が不要です。
・スピゴット側に滑剤を塗り、ソケットに挿入するだけの簡単施工です。
- 耐震性
・接合部の高い可とう性及び管自体の強度により、「下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版」に基づく、レベル2地震動(水平抜出し長、屈曲角度)に対応しています。 - 水密性・耐久性
・バイコン製法のため中性化、磨り減り抵抗性、耐薬品性などの耐久性が高く、構造物の長寿命化に寄与します。
・接合部には高性能ゴムジョイント(BZガスケット)がソケット側に埋め込まれており、接合部に要求される0.10Mpaの水密性を有します。 - 経済性
・コンクリート基礎が不要なので、工期短縮が可能です。
・同クラスの高強度管より軽量なので、経済的です。
・許容土被り範囲が広く、道路分野、下水分野を問わず使用できます。 - 環境性
・バイコン製法と合理的な断面形状のためコンクリート基礎を施工した場合のヒューム管や同クラスの高強度管に比べて、大幅な二酸化炭素(Co2)削減が可能です。
形状寸法
※VP台付管はGリングタイプの製品であり、レベル1地震動に対応しています。
φ150とφ200のみ、日本下水道協会規格品(JSWAS A-9)外です。
BZ台付管の接合
台付管の強度
台付管の土被り範囲
※土被りの計算は、「道路土工 カルバート工指針(公社)日本道路協会」に基づいています。
BZ台付管の耐震性能
BZ台付管は「下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版」および「下水道施設耐震計算例-管路施設編-2001年度版」に準拠したレベル2の耐震性能を備えています。
台付管の据付寸法
※基礎寸法は国土交通省(旧建設省)土木構造物標準設計1(側こう類・暗きょ類)に準拠する。
ベース板
ジョイント部の不等沈下を防止します。
基礎コンクリート不要で養生がいらず、工期短縮が図れます。転圧した地盤の上に置くだけの簡単施工。ピンにより確実に連結でき、地盤の不等沈下に対応します。
Gリングタイプの施工方法(BZ台付管以外のタイプ)
呼び径150、200、1100、1200では、管のジョイントにGリングを使用しています
※Gリングタイプは滑剤を使用しません。