製品情報

DCJボックスカルバートNETIS 登録番号 CB-080009-VE

概要

 

近年、下水道構造物に可とう性能や耐震性能が求められるようになり、ボックスカルバートにおいても、経済的で合理的な耐震機能が求められるようになりました。

DCJボックスカルバートは、ボックスカルバート継手部の差し口に2層構造の特殊ゴムリングを装着し、継手部を差し込むのみで、高い可とう性・耐震性や水密性が確保できるボックスカルバートです。

施工箇所の条件により、DCJボックスカルバートはK型とT型の2タイプがあり、用途によって使い分けが出来ます。

写真

 

                    

   DCJボックス写真1    DCJボックス写真2                      

特徴

 

  1. Kタイプ可とう性ボックスカルバートは、製品個々に可とう性を有し、十分な水密性能を確保できます。また地盤条件が良い場合には、地震動による抜出し量や屈曲角が小さいため、耐震性能を発揮します。
  2. Tタイプ耐震性ボックスカルバートは、「下水道施設の耐震対策指針と解説」((公社)日本下水道協会発行)で記述されているレベル2地震動に対応した耐震性能を有し、液状化地盤及び人工改変地盤の傾斜地盤であっても、継手部差し込み長を長くする事により、必要抜出し量を満足し、十分な水密性能が確保されます。
  3. 製品個々の継手部で地盤変位を吸収させる事により、構造物に発生する応力の低減が図れ、各継手部に発生する抜出し量及び屈曲角を小さくする事が出来ます。
  4. 特殊ゴムリングは、軟質ゴムを基材とし外側を硬質ゴムで覆う2層構造とする事により、追従性、圧縮復元性、耐摩耗性に優れ、地震動による抜出し時や屈曲後も高い水密性(0.06MPa)を保持する事が出来ます。
  5. 継手部を差し込むのみで高い水密性を確保出来るため、内目地工が省略でき、施工性に優れています。
       

継手構造・性能

  DCJボックス K型継手構造図

  DCJボックス T型継手構造図 

DCJボックス 地盤の永久ひずみ量

特殊ゴムリング

 

DCJボックス 特殊ゴムリング

材質:EPDM

※軟質ゴムが主体なので、挿入施工性も良好です。

 

                                  

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